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マインドフルリトリートに参加しました。

5月8日に、神奈川県の曹洞宗本山總持寺で行われました

「日本伝統仏教者のためのマインドフルリトリート」

に参加してきました。

総本山總持寺

總受付の「香積台」

よろしくおねがいします。

巨大なすりこぎとしゃもじです!!

大黒様がお出迎え。

長い廊下がたくさんあります。

修行僧の方が100名程おみえなので、建物の多くが立ち入り禁止エリアになっています。


おしゃれであります。


いいですね。

「悟りの窓」

でしょうか。

景観の細かな所まで配慮されています。


今回は世界的に有名な僧侶

「ティク・ナット・ハン」

師により、1982年に南フランスに開設されましたヨーロッパ最大の僧院
「プラム・ヴィレッジ(すもも村)」
https://www.tnhjapan.org/plumvillage
のシスターやブラザーがお越しになりました。

さっそく書院で講義が始まりました。

そのあと実践的なマインドフルネスに入ります。

「歩く瞑想」では、広い廊下を瞑想しながら歩きます。

有名な

「百間廊下」
長さ164メートルありますが

朝晩雲水さんが雑巾がけをされるので

顔が映るくらいピカピカです。

起床の合図を打つところでしょうか。

修行の場であることがわかります。

鐘楼のようでした。

食事は三食とも精進料理です。

まず『五観の偈』をお勤めして

この食がどうやってここまで運ばれてきたのか

想像しながら見つめます。

食べる時も無言で食べます。

これは食べるマインドフルネスです。

五観の偈

  • 一 計功多少 量彼来処 : 功の多少を計り彼(か)の来処(らいしょ)を量(はか)る。
  • 二 忖己德行 全缺應供 : 己が徳行(とくぎょう)の全欠を[と]忖(はか)って供(く)に応ず。
  • 三 防心離過 貪等為宗 : 心を防ぎ過(とが)を離るることは貪等(とんとう)を宗(しゅう)とす。
  • 四 正事良薬 為療形枯 : 正に良薬を事とすることは形枯(ぎょうこ)を療(りょう)ぜんが為なり。
  • 五 為成道故 今受此食 : 成道(じょうどう)の為の故に今この食(じき)を受く。

翌日は4時半に起床、座禅から一日が始まります。

ブラザーによる座学。

曹洞宗の僧侶は英語が堪能な方が多いですね。

唯識の授業です。


「苦は有機物と同じで、(縁によって)変質してゆく」

という言葉が印象的でした。


全国から集まった「本気組」の僧侶たち。

すぐに、言葉を超えたつながりを感じました。

翌日は朝3時半に起床。

朝のお勤めと参禅です。

修行僧しか入れない僧堂に入れていただきました。

その後は境内を使っての

「歩く瞑想」

歩くことに集中することで、過去や未来に行ったり来たりする心を

「今」

に戻してゆきます。

前日とは違い、青空が広がりました。


「佛殿」


正面にみえる「大祖堂」

なんとこの地下でずっと宿泊、研鑽させていただきました!!
そのようなことは普通はないとのことです。

「放光堂」の素晴らしい彫り物。

三日目も熱のこもった講義がおこなわれます。

プラムビレッジの皆様。

日本人のシスターチャイは、世界的なヴァイオリニストであったそうです。

基本的なことのおさらいですね、

初期教団では、釈尊もサンガの一員という位置づけであったそうです。

真言宗に伝わる

「阿字観」

の実習もありました。


有名な

「アルボムッレ・スマナサーラ」

長老の講義もありました。


ブラザーと記念撮影。

總持寺様は修行道場で

撮影禁止個所や守秘義務があり

リトリートの詳しい内容は書くことができませんでした。

元々仏教の四諦八聖道

「正念」

から来たマインドフルネス。

もはや宗教ではないと言われますが

ますますマインドフルネスというものの必要性を痛感した三日間でした。

大本山総持寺様
世界仏教青年会議のみなさま

とても素晴らしい気づきの時間をありがとうございました。

大本山總持寺HP
http://www.sojiji.jp/index.html

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