2019年4月21日(日)
真宗大谷派 浄得寺様で厳修されました
「二十五日講」
にて、釈迦涅槃図の絵解きをさせていただきました。
浄得寺様の集落は
かの有名な吉川英二「宮本武蔵」で
鎖鎌の使い手、宍戸梅軒の家があったと
想定された、あの「梅畑」だったとはビックリです。
目の前には安濃ダムが望めます。
「二十五日講」
とは、蓮如上人の御命日が
25日であることに由来する法要です。
境内にある有名な
「五色椿」
なんと樹齢400年。
このように、一本の椿から五色の椿が咲きます。
グラデーションがとても美しいです。
今まで多くの方をを楽しませたことでしょう。
この椿を植えた方の想いがしのばれます。
花のお好きな奥様の手によって
たくさんの花に彩られています。
きっと珍しい植物なのでしょう。
さりげなく植えられているところに
センスを感じます。
書院に入ったとき、屏風の格調高い絵が真っ先に目に入りました。
なんと坊守様の祖父は
「鯛の左州」
と有名な二見の画家
「中村左州」
http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/MieMu/82972046659.htm
ものすごく繊細な線で描かれております。
鯛の左州さんが
戦争の必勝祈願の意味で描いた
「勝男」
短冊。
こちらはなんと
「磯部百鱗」
浄得寺を守られた方達。
真宗の要諦
「後生の一大事」
五箇山の赤尾の道宗も
棟方志功も
念仏を喜ばれました。
大谷派の声明が響きます。
当初は潮音寺に伝わる涅槃図の複製品を掛けようと思っていましたが、とても熱意あるご住職様なので、本物を掛けて絵解きさせて頂きました。
たくさんの方が写真に収めてくださいました。
熱心な参詣者のおかげで
あっという間のお念仏溢れる時間でした。
ありがとうございました。